各種免許普通自動車二種MT/AT

普通自動車第二種免許とは

旅客運送契約を遂行するため自動車を運転する場合に必要な免許とされる。
代表的なものはタクシーで、営業ナンバーの乗用車で旅客を乗せて商業的な 活動をする場合や運転代行の業務として顧客の自動車を運転する場合に必要な 免許とされる。

普通自動車第二種免許(普通二種免許)の取得方法

普通自動車第二種免許の取得方法は運転免許試験場(免許センター)での直接受験(飛び込み受験)と指定自動車教習所に通って取得する方法があります。

①運転免許試験場直接受験
普通自動車第二種免許の試験場直接受験では、最初に二種学科試験に合格しなければなりません。学科試験の合格後、本免技能試験(事前予約が必要)に合格する必要がありますが、本免技能試験は、旅客運送という観点から、第一種免許よりも合格点数が高く、試験課題の難易度も高いことから、相当な知識と技能が必要となります。合格後は取得時講習(事前予約が必要)を受講し、その修了証を運転免許試験場へ持っていくと免許証が交付されます。

②指定自動車教習所での取得
指定自動車教習所では、車種・所持免により学科教習及び技能教習の最短時限数が定められておりそのカリキュラムに従って教習が行われます。また、教習所での卒業検定合格後、卒業証明書を運転免許試験場に持っていけば、本免技能試験が免除され、二種学科試験に合格するだけで即日運転免許証が交付されます。

普通自動車第二種免許で運転できる車両

普通第二種自動車、普通第一種自動車、原動機付き自転車、小型特殊自動車

教習車紹介

普通自動車第二種

最短卒業時限数
教習車種 所持免許 学科時限数 技能時限数 最短卒業日数
普通自動車
第二種
MT 普通自動車MT 19 21 11日
8t中型・中型・大型 19 18 9日
AT 普通自動車MT・AT 19 21 11日
8t中型・中型・大型 19 18 9日

※AT限定免許をお持ちの方で普通自動車第二種MT免許を取得される場合は、AT限定の解除をされてからのご入校となります。

合宿免許入校から免許取得までの流れ

指定自動車教習所に合宿免許で入校され、普通自動車第二種免許を取得する場合、以下のような流れとなります。 ※本免許学科試験は住民票のある県指定の運転免許センターで受けて頂きます。

入校式 教習を進めるにあたっての各種説明を行います。 手続き、教習の進め方、合宿施設案内、各部屋利用上の注意点の 説明を行います。
運転適性検査 皆さんの行動の内容と精神安定面をチェックします。 K1方式の適性検査を実施します。
学科教習第1段階① 先行学科と言って、教習の一番最初に受講する必要があります。 第二種運転免許の意義について学びます。
学科教習第1段階
②~⑦
学科教習日程を確認のうえ受講して下さい。(予約不要) ②~⑦の学科を受ける順番は自由です。 信号、標識標示、路線バスの優先、交差点の通行、歩行者の保護、 進路変更、追い越し、旅客自動車に係る法令知識、身体障害をお持ちの方等 への対応を学びます。
技能教習第1段階
(8時限)
入校式でお渡しする教習日程表に従っての受講となります。 ※予約は1日3時限まで 車の乗り降りと運転姿勢、狭路の通行、鋭角コースの通行、方向変換縦列駐車、 交差点の通行、転回、旅客輸送を想定した運転等を行います。
※学科教習第1段階①を受講すれば、学科教習と技能教習は並行して進めることができます。
第2段階学科教習
(12時限)
入校式でお渡しする教習日程表に従っての受講となります。 学科を受ける順番は自由ですが⑧、⑨、⑪は先行学科となります。 第二種応急救護、危険予測ディスカッション、適性検査結果に 基づく行動分析、安全運転の知識、自動車の保守管理等の 専門知識を習得します。
技能教習第2段階 入校式でお渡しする教習日程表に従っての受講となります。 ※所持免許によって最短時限数が異なります。 大型自動車・中型自動車10時限、普通自動車13時限 交通の流れに合わせた走行、標識標示に従った走行、交差点の通行 旅客輸送を想定した運転、先急ぎの危険性を想定した運転、夜間の 運転、悪条件下の運転等運転シミュレーターを交えた教習を行います。
※第2段階の学科教習と技能教習は並行して進めることができます。
卒検前効果測定 本免学科試験前の実力テスト ※学科教習第2段階を全て修了した方が対象。 学科教習第1段階、第2段階で学習したすべての範囲から出題されます。
みきわめ 技能教習第1段階及び第2段階で受講した教習について、 習得状況の確認を行います。 一般道路において、安全かつ円滑な運転について及び教習所内に おいて鋭角コース、方向変換及び縦列駐車の確認を行います。
※みきわめA判定と卒検前効果測定合格で卒業検定(技能検定)に進みます。
卒業検定(技能検定) 所内及び路上における技能検定で合格すれば、卒業 証明書が交付されます。 教習所内における方向変換又は縦列駐車と鋭角コース及び一般道路上において、 法令履行運転や転回等の課題についての採点を行います。
卒業式 卒業検定を合格された方については卒業式を行い、教習所を 卒業となります。 卒業証明書の交付と運転免許試験場(免許センター)での 受験案内を行います。 ※卒業証明書の有効期限は卒業検定合格の日から1年間となります。
本免許受験 住所地を管轄する運転免許試験場(免許センター)で本免許 試験を受験し、合格すると運転免許証が交付されます。 適性試験(視力検査等)と本免許学科試験が行われます。 ※技能試験は免除されます。
合格すれば即日運転免許証の交付が受けられます。

入校資格

年齢 21歳以上
運転経歴 普通または中型もしくは大特免許を受けていた期間が通算して3年以上
視力 両眼で0.8以上、かつ、1眼でそれぞれ0.5以上であること。
(眼鏡、コンタクトの使用も可能です) カラーコンタクトの使用は不可です。
深視力 三桿法の奥行知覚検査器により、3回検査し、その平均誤差が 2cm以下であること
色彩識別能力 赤・黄・青の識別ができること。
運動能力 自動車の運転に支障のないこと
※適性相談を受けて頂く場合があります。