各種免許けん引

けん引自動車免許とは

けん引自動車とは、一般的に見られるトレーラーと呼ばれるもので、厳密にはけん引する側の けん引車(トラクタ)をさします。対してけん引される側をトレーラーと呼び、トレーラーの車両 総重量が750kgを超えるものを重被けん引車といいます。 けん引免許が必要な場合は、トラクタにけん引する装置があり、トレーラーにけん引される装置があり 750kgを超える重被けん引車をけん引する場合にけん引免許が必要となります。

けん引自動車免許(けん引免許)の取得方法

けん引自動車免許の取得方法は運転免許試験場(免許センター)での直接受験(飛び込み受験)と指定自動車教習所に通って取得する方法があります。

①運転免許試験場直接受験
けん引自動車免許の試験場直接受験では、運転免許試験場内において技能試験(事前予約が必要)に合格する必要がありますが、けん引免許はなんといっても方向変換の難易度がきわめて高く、方向変換さえうまくいけば合格する確率は格段に上がることになります。それゆえ、何度か試験場に通って試験車両のクセを知り、コースに慣れやっと手にする免許と言えます。

合格すれば、運転免許は即日交付されます。

②指定自動車教習所での取得
指定自動車教習所では、車種・所持免により技能教習の最短時限数が定められており、そのカリキュラムに従って教習が行われます。教習所での卒業検定合格後、卒業証明書を運転免許試験場に持っていけば、本免技能試験が免除され適性試験に合格するだけで即日運転免許証が交付されます。

けん引自動車免許で運転できる車両

第二種免許を含む大型、中型、普通、大型特殊自動車のいずれかでけん引が可能で、けん引される車両の車両総重量が750kgを超える場合に必要となります。※けん引する各車両の免許も合わせて必要となります。
※故障車をロープやクレーンなどでけん引するときは、けん引免許は必要ありません。

教習車紹介

けん自動車

最短卒業時限数
教習車種 所持免許 学科時限数 技能時限数 最短卒業日数
けん引第一種 普通自動車・
中型自動車・大型自動車
12 6日

合宿免許入校から免許取得までの流れ

指定自動車教習所に合宿免許で入校され、けん引自動車免許を取得する場合、以下のような流れとなります。 ※本免許学科試験は住民票のある県指定の運転免許センターで受けて頂きます。

入校式 教習を進めるにあたっての各種説明を行います。 手続き、教習の進め方、合宿施設案内、各部屋利用上の注意点の 説明を行います。
運転適性検査 皆さんの行動の内容と精神安定面をチェックします。 K1方式の適性検査を実施します。
技能教習第1段階
(5時限)
入校式でお渡しする教習日程表に従っての受講となります。 車の乗り降りと運転姿勢、運転装置の取り扱い、車両特性の理解、 狭路の通行、みきわめ等基本的な操作・走行練習を行います。
技能教習第2段階
(7時限)
入校式でお渡しする教習日程表に従っての受講となります。 法令に従った走行、進路変更、交差点の通行、踏切の通行、 方向変換を行います。
みきわめ 技能教習第1段階及び第2段階で受講した習得状況の 確認を行います。 教習所内において、一般道路の走行を想定した法規履行及び安全 かつ円滑な操作及び走行及び方向変換についての確認を行います。
※みきわめA判定で卒業検定(技能検定)に進みます。
卒業検定
(技能検定)
所内及び路上における技能検定で合格すれば、卒業 証明書が交付されます。 教習所内において、法令に従った運転と方向変換についての 採点を行います。
卒業式 卒業検定を合格された方については卒業式を行い、教習所を 卒業となります。 卒業証明書の交付と運転免許試験場(免許センター)での 受験案内を行います。 ※卒業証明書の有効期限は卒業検定合格の日から1年間となります。
本免許受験 住所地を管轄する運転免許試験場(免許センター)で本免許 試験を受験し、合格すると運転免許証が交付されます。 適性試験(視力検査等)が行われます。 ※技能試験は免除されます。
合格すれば即日運転免許証の交付が受けられます。

入校資格

年齢 18歳以上
普通免許、中型免許、大型免許、二種免許いずれかを所持していること。
視力 両眼で0.8以上、かつ、1眼でそれぞれ0.5以上であること。 (眼鏡、コンタクトの使用も可能です) カラーコンタクトの使用は不可です。
深視力 三桿法の奥行知覚検査器により、3回検査し、その平均誤差が 2cm以下であること
色彩識別能力 赤・黄・青の識別ができること。
運動能力 自動車の運転に支障のないこと
※適性相談を受けて頂く場合があります。